合わない入れ歯をそのままつけていると、歯ぐきを傷つけたり残っている歯に負担がかかります。
また、噛めない、痛い、という悩みから、入れ歯を使わずにゼリーや流動食などを食べていると栄養が偏り、病気や認知症になりやすくなり、健康寿命にまで影響を及ぼします。しっかり噛むことは脳を活性化させます。
合わない入れ歯は我慢せず、歯科医院へ。ご自身に合った入れ歯でお食事を楽しみ、お口と身体の健康を維持していきましょう。

より正確な入れ歯をお作りするために

二宮歯科医院では、患者さまの歯型などを取るときの材料（印象材）には、シリコンの素材を 使っています。
通常のゴム質の素材に比べて収まりが良く、より精度の高い入れ歯をお作りすることが可能となります。

入れ歯の種類について

部分入れ歯

失った数本の歯を補う部分的な入れ歯です。保険適用の部分入れ歯には、隣接する歯に固定するための留め金（クラスプ）を使用しており、入れ歯を装着する場所によっては口を開けたときに見えてしまうため、入れ歯だと気づかれやすく、気になる方にとってはデメリットになります。
自費治療になると、留め金の素材を選ぶことが出来るため、歯ぐきとおなじピンク色で、痛みも軽減した「目立ちにくい」部分入れ歯があります。

総入れ歯

全ての歯が無くなった場合に装着する入れ歯です。
歯ぐきに直接当たる部分を「床」といい、保険適用の入れ歯では安価でできることがメリットです。
自費治療になると、床に臭いがつきにくい素材や、「熱い」「冷たい」といった温度帯がお口に伝わりやすい素材などさまざまな種類があります。

取り扱っている入れ歯

保険と自費の入れ歯

	部分入れ歯	総入れ歯
イメージ
保険治療の特徴	留め金が目立つ 比較的安価 修理が容易	割れやすい 分厚いため熱や味を感じにくい 比較的安価
自費治療の特徴	費用がかかる 留め金が目立たない	費用がかかる 見た目や機能性が高い 素材が豊富
治療費（１割負担）	約1,200円〜2,500円	約3,000円
治療費（３割負担）	約3,600円〜7,500円	約9,000円
治療費（自費）	素材による	素材による

保険治療の入れ歯
審美性	耐久性	装着感
★★☆☆☆	★★☆☆☆	★★★☆☆

患者さまに入れ歯を長く使用して頂くために、ご自身の歯と同様に入れ歯にもメンテナンスが大切です。
誤嚥性肺炎や食中毒の原因となるカビや細菌などへの発生リスクを減らすために、定期的にご来院頂き入れ歯のメンテナンスをおすすめします。
また、入れ歯の素材によってお手入れ方法が異なりますので、何かご不明な事があれば何でもご相談ください。